園のこだわり

喜びのために

2013年7月20日

自分の興味関心のあることについては、妬みの気持ちが起こることが多いようですが、そうでない場合は妬みの気持ちが起こることは少ないようです。例えば、特に親しいわけでもない他人の結婚式に参列するのとお葬式に参列するのでは、どちらを選びますか。と尋ねられたら、多くの人が結婚式と答えるのではないでしょうか。私たちはたとえ他人であっても、だれかの悲しみや嘆きに触れるお葬式よりも、喜びや祝福を感じられる結婚式に参列したいと思うのです。なぜなら、私たちには、人の気持ちを自分の気持ちのように感じる、つまり共感する能力があるからです。この共感によって人の悲しみを自分のもののように感じるし、反対に他人の喜びを自分の喜びとする事ができるからです。そこに妬みの感情が強く働くことがなければ・・・

誰かの喜びを自分の喜びとする事ができれば、ひとりで生きるよりも何倍も喜びを感じることができるし、悲しみを何分の一かに減らすこともできます。ですから、自分だけでなく他人の悲しみや苦しみが減り、喜びが増えることを喜びと感じ、そこに自分も貢献したくなるのです。前にこのブログで取り上げた、ボイスケアのど飴の開発も、開発チームの「声を使う人に喜んでもらいたい」という強い思いがあったからこそ、何度も挫折しそうになりながらも完成したのでした。

誰かの喜びのために自分も役に立ちたい。誰でもそんな気持ちを持っています。子どもたちが持っているそんな気持ちを発揮できる機会を増やしたいと思います。
夜回り先生として有名な水谷修氏が、苦しんでいる子どもたちが立ち直るための最初の一歩が、だれかに「ありがとう」といってもらう経験をすることだとおっしゃっていたように記憶しています。

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