園長ブログ

虫土土

2013/04/29

春はいろいろな花が咲いたり、木々が芽吹いたり、土の中から顔を出し始める生き物もいます。先日、学童保育に来ている小学生たちが、山のうえにある池に「虫土土」の観察に行きました。「虫土土」って何?と思いますよね。組み合わせて漢字一字にしてみてください。もうわかりましたよね。「蛙」です。学童の担当者が、「カエルの観察」ではおもしろくない。予定表になんとと書いてあったら、子どもたちが興味を示すだろうと考えて「虫土土」にたどり着いたようです。

遊び心たっぷりに案内に惹かれて、参加してくれた子どもたちは8名。事前のお知らせを参考にして万全の装備でやってきました。長そで、長ズボンに軍手、とにかく肌の露出を極力抑えた服装です。もちろんズボンの裾は靴下の中に入れます、ながぐつを持って来た子もいました。お弁当、水筒と、観察に必要な者を持っていざ出発。今回はお寺の自然に詳しい方が一緒に行ってくださったので、内容も楽しみです。私も行きたかったのですが、残念ながら留守番でした。

10時頃出発した子どもたちは、私が園から昼食を運んできて1人で寂しく食べ終わった1時過ぎに帰ってきました。帰ってきた子どたちの第一声は「寒かったー!」でした。その日は季節外れの寒気が流れ込んでいて山麓の保育園では少し肌寒いくらいだったのですが、山を登って峠を越えると、風も強くてとても寒かったのだそうです。冬には良くあることなのですが、山の南側では晴れていても、北側に行くと吹雪いていたりします。雪こそ降らないものの、山の上は寒かったようです。それでも、みんな楽しかったようで子どもたちや、職員の話を聞いているとわくわくしてきました。きっととても楽しんできたのでしょう。いきいきと話す子どもたちの顔が印象的でした。

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