園長ブログ

関わり

2013/04/18

新しい年度がはじまって20日が過ぎようとしています。新入園児さんたちが一日も早く園に慣れることができるよう、先生方が努力してくれているので、新入園児はずいぶん園に慣れてきて、泣き声もほとんど聞こえなくなりました。

新メンバーを迎えて、子どもたちにもいろいろな姿が見られます。泣きじゃくる新入園児の頭をなでなでしてをそっと慰める1歳児、ついこの間まで赤ちゃんって感じだったのに急に大きくなったように思えます。

勝手のわからない新入園児さんに、懇切丁寧にいろいろなことを教えている姿もよく見かけます。

ある日、子どもたちが園庭で遊んでいました。私は外出しようと、園庭の入口の前を通ると、昨年度から園にきている1歳児と今年入園してきた2歳児(だったと思います)が2人で遊んでいました。ニコニコ笑いあいながら遊んでいるので、しばらく見ていたら、おもちゃの取り合いがはじまりました。もみ合った後、おもちゃを手にした新入園児さんが、そのおもちゃで相手の頭をこつん。たたかれた方は泣き出してしまいました。するとどこかから4歳児の女の子が現れ、泣いている子を慰めています。

どこかでその様子を見ていたのでしょう、5歳児の男の子がツカツカとやってきて、たたいた子に何か言っています。どうやらたたいてはダメだといっているようです。大きなお兄ちゃんに言われてびっくりしたのか、たたいた子も泣き出してしまいました。そしたら、別の4歳児の女の子がやってきて、泣き出した新入園児さんの手をつないであげていました。

こうやって書くと長いのですが、あっという間の出来事でした。2人のおもちゃの取り合いにいろいろな子が自ら関わって、慰めたり教えたり、その場その場でのそれぞれの役割を果たしているのだと思いました。

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