園のこだわり

大切に思う心

2013年1月27日

厳しい冷え込みとなりました。今朝の気温は氷点下5度、この冬一番寒かったかもしれません。雪は場所によってはうっすらと積もっている程度でした。積雪量は少なくても気温が低いので、車に踏みしめられた雪は固まって道路はよく滑りました。

園から少し山を上がったところに、牛若丸に兵法虎の巻を授けたといわれる陰陽師、鬼一法眼を祀るお堂があり、その近くに小さな滝があります。滝の周りには氷の花が咲いていました。飛び散った滝のしぶきが周りの草や、苔について凍ってしまったのです。

氷の花も美しいですが、本物の花も美しいです。1輪の花、1本の枝の美しさを最大限に活かして、活けるのが華道だと思います。そのためには、その花の良いところを見つけなくてはなりませんし、他の花材との調和の中で、それぞれの良さが活きるよう考えなくてはなりません。1輪の花の長さ、向き、角度、様々な条件が少し違うだけで、見え方が全く異なります。自分で活けたものを先生が少し手直ししてくださると、見え方が全く異なります。1輪の花を大切に思い心を込めて丁寧に扱うことが必要なのです。                        

そう考えると人も同じかもしれません。ひとり一人を大切に思い、それぞれが輝くようにすれば、お互いが照らし合って、さらに輝きを増すことができるのだと思います。

そんな華道の初活けのことを書きました。初活けに続いては、茶道の初釜も行いました。初活けを行った部屋の隣が茶室なので、みんなそのまま蹲踞を使って躙り口からお席に入ります。お床を拝見すると、青竹を使って作った花器に若松、蝋梅、あけぼの椿を先生が用意してくださいました。蝋梅の香りに心が落ち着きます。青竹の花器は先生のお弟子さんが、山から取ってこられたのを5年も使っていらっしゃるそうです。青竹を青いまま保つのには、コツがあるようです。

先生のために山に分け入って取ってこられたお弟子さんの思い、それを受けて大切に使っていらっしゃる先生のお心に感銘を受けました。心を込め、大切に、丁寧に一つの物や事を扱う。改めてその大切さを思いました。

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