2012年 12月

多くの人の力で

2012/12/14

道端の草に目を向け、心を寄せ、名前をつけることで、草を身近に感じる。草に興味や探求心を持つことを通して、自然が自分に近いものだと気づくことを目的に開催された「まちくさワークショップ」自分のイメージで道端の草に名前をつけるという方法は、自然と子どもをつなげるアプローチの一つです。このワークショップは、NPO法人 子どもとアーティストの出会い(代表 井手上春香さん)のプロデュースにより、まちくさ博士の重本晋平さんが中心となって行ってくださいました。

今回のワークショップは「京都洛北まちくさみっけ!」という名称で「京都洛北・森と水の会」という洛北の社寺が集まって作っている会が主催して行われたものです。「京都洛北・森と水の会」は洛北に伝わる豊かな自然と信仰を受け継ぐとともに顕彰し、未来につなげてゆこうという趣旨で発足した会です。この会とお寺とのご縁があって当園で今回のワークショップが開催されたのです。

そして、京都に本社があり、「印刷技術を核に展開する多様な製品とサービスを通して社会に文化的・経済的な価値を提供することを使命」として企業活動を行っている日本写真印刷株式会社がCSR活動の一環として協賛してくださいました。

日本写真印刷株式会社の担当者の方々、そしてNPO法人 子どもとアーティストの出会い代表 井手上さんは、企画段階から何度も当園に足を運んでいただき綿密に打合せをするなど、とても丁寧に関わってくださいました。

そして、開催日当日の12月12日には、ラジオ局 FM OSAKAや関西の情報誌Kansai Walkerの取材もあり、森と水の会のお客様も含めると、30名近い大人が、11名の子どもたちのために時間を割いて集まってくださいました。

多くの皆様に支えられて活動ができ、とても嬉しく思いました。ご協力いただいた皆様ありがとうございました。

京都洛北・森と水の会 ホームページ http://kyotorakuhoku.com/
日本写真印刷株式会社 ホームページ http://www.nissha.co.jp/news/2012/12/14hk_1.html(活動の様子が掲載されています)

生活発表会

2012/12/14

生活発表会では、子ども達が本当にイキイキした顔をして舞台に立っていました。

緊張してそわそわしている子もいましたが、、、(笑)

舞台に立っている子、今か今かと舞台裏で出番を待つ子、

舞台裏は観客席からは見えませんが一人一人本当にみんないい顔してました。

まちくさ

2012/12/13

「まちくさ」って何だと思いますか?

そうです。その名の通り「町に生えている草」です。コンクリートのすき間、溝の中、空き地に生えている、普段は見過ごしてしまっているような、いわゆる雑草と呼ばれる草です。そんな、普段は気にもとめないような町に生える雑草に敢えて注目して「まちくさ」と呼ぶのです。そして、この「まちくさ」をただ「雑草」と呼ぶのではなく、自分なりの名前をつけてみようという試みをはじめたアーティストの方がいらっしゃいます。まちくさ博士 重本 晋平 さんです。

そして、重本さんのようなアーティストと子どもたちの出会いをプロデュースしていらっしゃる NPO法人 子どもとアーティストの出会い(理事長 井手上 春香さん)がともに「まちくさワークショップ」という活動を展開していらっしゃいます。そんな皆様にいらしていただいて、当園の年長児達が園の周辺でまちくさを見つける「まちくさワークショップ」という活動をしました。

鞍馬は町ではないので、正確には「まちくさ」ではないかもしれませんが、普段何気なく見過ごしてしまう身近な自然に目を向ける、親しみを持つという意味ではとても良い機会だと考え、子どもたちと参加することにしました。

当園はとても自然豊かな環境にあります。多くの方に「自然環境が豊かで良いですね。」と言っていただきます。たしかにその通りです。しかし、いくら豊かな自然環境が身近にあったとしても、その自然を子どもが身近に感じ興味を持って接することをしなくては、子どもが主体的に自然という環境に関わる機会がなければ、身近にある自然の価値を活かしているとはいえません。

子どもは、探求心に満ちているので、自然の中に出れば自ら様々なことをみつけ、学びます。もちろんそういう姿を見て、子どもの学びが広がり深まるようにすることが保育者の仕事です。それに加えて、ちょっとしたきっかけを作ってあげることで、子どもの興味や探求心が広がり、学びが深まることもあります。そんなきっかけ作り、環境作りも保育者の仕事です。ちょうどそんなことを考えていたところだったので、このまちくさワークショップがそんなきっかけ作りになれば良いと思いました。

また、当園は豊かな自然環境があまりにも日常的なので、草でも花でもそこにあるのが当たり前、虫もそこにいて当たり前になってしまっていることも否めません。あたりまえになるとありがたくなくなりますし、興味も探求心も湧きにくくなります。それは大人だけなのかもしれませんが・・・

子どもたちが、まちくさ博士というアーティストを通して、いつもとは違った方法で、自然と接する、新たな視点で自然と近づくとても良い機会になると考え「まちくさワークショップ」を行いました。

まちくさ博士 重本晋平さんのホームページ http://machikusa.com/
NPO法人子どもとアーティストの出会い ホームページ http://www.npo-kad.com/

きょうのごはん

2012/12/13

・大根ごはん

・豆腐の煮物

・もやしのサラダ

・のっぺい汁

大きなかぶごっこを通して

2012/12/13

大きなかぶの話は、乳児クラスの子も大好きで、読んで〜と持ってきたり、手にとって、よく見たりしていました。

夏には、すみれぐみ(1歳児)が育てきた、きゅうりの苗を、うんとこしょ〜どっこいしょ〜引っ張り、また秋には、散歩先でみつけたすすきを大きなかぶに見立てて、大きなかぶごっこを楽しんできました。

ごっこを楽しんでいるうちに、「〇〇ちゃん〜」「タンポポぐみちゃん〜」と順番に仲間を呼んできて、一緒に引っ張る事が楽しくなり、皆で抜けた時は、やった〜と、大喜びでした。

生活発表会の当日、幕が開いた時は、一瞬緊張した子ども達でしたが、ごっこが始まると自然とごっこの世界に入り、やりとりも出てきて本番も楽しめたので良かったです。生活発表会後もごっこ遊びを更に深め、楽しんでいきたいと思っています。

散髪

2012/12/12

髪が伸びてきたなあ〜 そろそろ切りたいなあ〜 と思っていた矢先、

「先生、髪の毛切らへんの?」 と子どもが一言。

そこからの会話…

「切りたいなあと思っているところやねん!」

「じゃあなんで切らへんの?」

「いつ行こうか迷ってるねん。なかなか行けなくてねえ…」

「ぼくのお母さん、切ってくれるよ!頼んでみたら?」

 

なんだか可愛らしくて嬉しくて心がぽかぽかしました。

ミニ発表会 2

2012/12/12

ミニ発表会には、地域のご高齢の方が何名か集まってくださいました。いつもお世話になっているお寺の職員さんにも声をかけたら、何人かが来てくださいました。子どもたちは窓の外の雪が気になりつつも、早く発表したくて仕方ない様子です。発表会当日より随分リラックスして発表していました。ちょっとリラックスしすぎかなと思う場面もありましたが・・・

それにしても、子どもたちの楽しそうな様子を見ているのは誰でも嬉しくなるものです。ご来園いただいた皆様も、とても喜んでくださっていました。これも、発表会に向けての取り組み自体を子どもたちが前向きに楽しんでいたからだと思います。

発表会は子どもたちの発達を保護者にご覧いただくという目的もあるので、クラスごとに行っています。各クラスでどんなことをするのかを構想段階から全職員で共有できると良いと思います。

子どもたちの発達の順序は変わりません。ですから、「どんな発達を遂げるのか」に沿った取り組みは、年度によってそう大きく変わるものではありません。概ね○○歳の発達ははどんな発達なのかを皆が理解し、それを遂げられるような環境作りを0歳から6歳までを見通して行うことがとても重要です。

その中でどんな発達が目の前の子どもたちに必要なのかを年度当初から見据えて、環境を整えてゆくことが大切です。そうして育った子どもたちの力を、保育所保育指針でいう「言葉」や「表現」といったを視点を中心に発達の姿を発表するのが、生活発表会だと思います。

ですから、全ての職員が全てのクラスの発表の目的(どんな発達なのか)を理解している状態があって、その年の担任が、どのような題材によってどのように子どもたちと楽しむのかを、子どもたちの興味から見て取ることは当然です。

そして、それを機会あるごとに他の職員にも伝えたり、意見をもらったりすることができるのが一番良いと思います。「子どもの姿からこんな題材を使いたいのだけれど、こんな表現ができると良いと思うのだけれど、どう思う?」「普段の子どもたちの姿は、こういう形だと表現しやすいと思うんだけど、どうかな?」「こんなひとことをかけたら、子どもたちのイメージがぐーんと広がったので、うれしかった!」「今度は、もう少し角度を変えた環境を用意すればもっと活動が深まりそうなので、やってみようと思ってる。」と、職員がお互いにそんな話をしながら、みんなで子どもたちの発達を喜び合える姿がもと増えると良いですね。そして、それを保護者に知っていただき、分かち合う喜びがもっともっと増えると良いですね。

ラジオで放送されます

2012/12/12

12月12日(水)「まちくさワークショップ」を行いました。

その時の様子が FM OSAKA で放送されます。
子どもたちへのインタビューも放送されるかもしれません。
お時間のある方は、聞いてください。

放送日時:2012年12月13日(木)15:15分ごろ
放送局: FM OSAKA
番組名: LOVE FLAP

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