園のこだわり

変化

2012年2月14日

今朝、外に出てみるととても暖かく感じたので、気温も高いのかなと思って温度計を見てみると1度でした。1度といえばそれほど暖かいわけではないのですが、しばらく氷点下の日が続いていたので、1度でも暖かく感じたのだと思います。人間の感覚って相対的なものなのだと思いました。

お寺の本殿前から比叡山を望むことができます。今朝は小雨が降っていたこともあり、手前の山は薄い綿かうすぎぬに被われたように霧がかかっていて、そのむこうに雲海がひろがり比叡山の頂だけが顔をのぞかせていました。何とも幻想的で美しい光景です。ところが、この光景は一瞬にして変わってしまいます。ほんの1〜2分後には、手前の山はうすぎぬを脱ぎ捨てていました。10分後には濃い霧が立ち上り、比叡山は全く見えなくなっていました。まさに刻々と景色が変わるということば通りです。

霧や雲はすぐに動くので、変化が早く、わかりやすいものです。しかし、一見動かないように見える山も動いています。富士山だって少しずつ浸食され姿を変えています。
私たち人間の身体は約60兆個の細胞からできていますが、少しずつ入れ替わっています。昨日の私と今日の私では、細胞の何割かは変わっていて、同じではないのです。富士山にしても、人間の細胞にしても、当たり前と言えば当たり前の話しですが、私たちは普段それをあまりそれを意識してはいません。昨日の私は今日の私だと思っています。

全てのものが変わってゆきます。ですから、私たちも変化に合わせて変わる勇気をもち、変える努力をする必要があります。保育や教育だって同じです。先日鞍馬小学校での研究報告会があり、そこで教育委員会の方と少し話しをする時間がありました。
私が、当園では子どもたちが自ら学ぶことを大切にしている。と伝えると。「昔は学校で子どもたちに知識を教え込むのが先生でしたが、先生の役割は教え込むことではなく、子どもの力を引き出すことなのです。しかし昔の教え込という考えから抜け出せない先生がたくさんいます。」と仰っていました。その話を聞いて、鞍馬山保育園の目指している方向は学校教育でも取り組もうとしていることなのだと理解し、心強く思いました。

均質な労働力や、命令通りに動く人をたくさん育てるのなら、教え込めば良いでしょう。しかし、より良い社会を構築するために自ら考え、他と認め合い、力を合わせる人を育てるにはどんな方法をとるのが良いのでしょうか。

変えてはならないこと、変えなくてはならないことをしっかりと見極め、必要なことは変える勇気を持ちたいと思います。

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