園長ブログ

2015/04/17

3月の末、園の近くの谷川のほとりにすみれとふきのとうが咲いていました。だれにも気づかれないようなところにひっそりと咲く姿はどこかけなげです。

少し離れたところにはアセビの花も咲いていました。アセビは馬酔木とも書きますが、それはアセビには毒があるため、馬が食べると酔ったようになるので、馬酔木というそうです。

鞍馬でも、ほかの植物は鹿に食べられてほとんどなくなってしまっていますが、馬酔木だけは食べられずに残っています。ですから、鹿に食べられてなくなった生け垣に、アセビを使うのが良いという考え方や、アセビだけの単一種にしてしまうのはあまり良くないのではないか。という考え方もあります。

多様性という意味では、様々な種類画あった方が良いのでしょうけれど、植えてもすぐに鹿に食べられてしまうのは、悲しい気がします。

スクロール