園長ブログ

稲刈り

2011/10/19

畑の側に畳一枚ほどの小さな田んぼをつくって、稲を育てていました。ほとんど世話できなかったにもかかわらず、夏にはあざやかな緑色の葉の間から瑞穂が伸びて花が咲き、花の後にはちゃんと実が実りました。中にはカメムシの被害にあって白くなってしまった穂もありましたが、稲の力には感心させられます。
先日、そろそろ収穫しても良いだろうということで、5歳児と4歳児が、1人1束をはさみで切り取るという方法で稲刈りをしました。一通り説明を聞いたあとで、いざやるとなると、どういう順番で刈り取るのか、子どもたちは少し揉めていましたが、背の順、名簿順などいろいろな案を出し話し合いお互いに相談していました。以前はこういう場面で揉め続けて保育士が決めたりすることが多かったのですが、近頃はずいぶん話し合って自分たちで解決できるようになってきたと思います。

全員が刈っても半分近く残っていたので、どうするのかなと思っていたら、保育士が「もう1回やりたい人はどうぞ」といって子どもが自分で決められるように声がけしました。すると、もう1回やりたい子が何人か集まってきて、残った稲を順に刈っていました。
無事に収穫が済んで、今は園舎の軒先につり下げて乾かしています。乾燥したら脱穀してもみを取る作業が待っています。

植えたのは少しですし、収穫できたのはもっと少なく、実際にお米として食べられるのは本当にわずかだと思います。食べられるほどあるかどうかはわかりませんが、食べる段階になって子どもは何を思うのでしょう。稲作を通して、何を感じるのでしょう。子どもたちがどんな感想を持つのか、楽しみでもあり、怖くもあります。

毎日お参りをしている2階の祭壇の前に、収穫したばかりの稲穂がお供えしてありました。子どもたちが言い出したのか、保育士がだまって備えてくれたのか、それは聞いていませんが、その心配りをとてもうれしく感じました。

 

 

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