園長ブログ

ジョロウグモ

2011/10/17

この季節になると、大きなクモの巣があちらこちらで見られるようになります。巣のまん中では大きく色鮮やかなクモが獲物が掛かるのをじっと待っています。ジョロウグモです。

黄色と黒のまだら模様の足、黄色とくすんだ青緑色の模様がある背中、お腹には赤い部分もあり、かなり派手な姿です。秋の日差しを浴びて巣のまん中でどっしりと構える姿は、秋の女王といったところでしょうか。でも意外と臆病なのか、息を吹きかけたりするとすぐに逃げてゆきます。女王といいましたが、この大きくて派手な色のは雌なのです。雄は1/3くらいの大きさしかなく目立たない存在です。巣のまん中に大きな雌がいて、少し離れたところに雄がいるというところをよく目にします。雄は正面から雌に近づくと食べられてしまうので、交尾のためには背後から雌に近づくとか、交尾が終わると雌に食べられてしまうとかいわれています。

ジョロウグモは巣も立派で、直径が1メートル以上はあります。巣を作っている糸が黄色っぽいのか、光の当たり方によっては金色に輝いて見えることがあります。

先日、屋外で行われた式典に参加していたときのことです。少し離れたところにジョロウグモが大きな巣を掛けていたのが私の立っているところからよく見えました。黄金色に輝いていて、美しいなと思ってみていると、何がしたかったのか、巣のまん中にいたクモがどんどん上の方に登っていくのです。しばらく見ていると網の端までたどり着いたかと思うと、コロコロっと巣の上を転がりながら、下に落ちてしまいました。なんだかその様子がおかしくて、おかしくて、吹き出しそうになったのですが笑うわけにもゆかず、じっとこらえていました。そんなときほど笑いがこみ上げてきて、笑いを我慢するのに一苦労でした。

しばらくしてもクモは登ってこなかったのですが、その後どうなったのでしょう。クモの世界にもおっちょこちょいなのがいるんですね。

 

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