園長ブログ

便利 4

2014/05/21

スマホやカーナビなど便利なものが次々と開発され、今まで人がマニュアルで行っていたことを、機械がオートマチックに行ってくれるようになりました。自分で行っていたことを、機械にやってもらう、アウトソーシングです。

情報処理に関する技術が進んだので当然のことなのですが、脳が行っていた仕事をアウトソーシングすることが多くなりました。電話番号を覚えること、地図を見て行き先までのルートを決めること、漢字を書くこともそうかもしれません。そうすると、今まで使っていた脳の機能を使わなくなります。使わなくなると、その機能は低下してゆきます。覚えることが少なくなり、覚える必然性が下がってくると、記憶力は衰えるのでしょう。電話番号を覚える必要がなくなれば、そういう記憶機能は強化衰えます。
書くことをパソコンで行ってばかりいると、機械が漢字に変換してくれるので、漢字がどんどん思い出せなくなってしまって驚きます。

問題は、使い方なのでしょうか。あまりにも何でもかんでも機械に頼りすぎると、自分の能力が低下します。かといって全く使わないとできないことも多くなります。脳の機能を低下させないで、効率よく機械を使いこなすにはどうすれば良いのでしょうか。それとも、単純な記憶は機械に任せてしまった方が良いのでしょうか。記憶力という点で比べれば、機械にかないそうにありません。

いろいろなことが急速に変わって行く今の時代、どんな方法が一番良いのか考えて見つけ出すだけでも難しいですね。そういうところに脳を使えということなのでしょうか。

スクロール