園長ブログ

鞍馬の火まつり2013 2

2013/10/23

いつも思うのですが、鞍馬の火まつりは大変なおまつりだと思います。どんなことでも準備が必要ですが、このおまつりはその年のお祭りが終わった次の日から翌年のお祭りの準備が始まると言われるくらいです。

火まつりで使われる松明ひとつとっても、まず材料を用意することが難しいのです。松明は、柴を束ねて、そのまん中に心棒になる丸太を打ち込んで形成し、表面を木羽とよばれる薄くはいだ板で覆ってその上から藤の蔓を巻き付けてし固定します。松明に使う材料の柴は必要量を集めるのが大変になってきているので、今はまとめて手に入れて必要分を各家に配っていらっしゃるそうです。

そして、柴よりも難しいのが、藤の蔓を入手するとだといいます。どんな藤の蔓でも良いわけではなく、やわらかくて粘りのある藤で、地中に埋まっている物のみを使うそうです。ですから、鞍馬の人は藤にはとても敏感です。特に花が咲く春の終わりから初夏にかけてはころにはどこに藤があるのかを見定めておいて、蔓を探しに行くと聞いたこともあります。滋賀県や丹波の方まで探しに行く人もあるそうです。この藤がないと松明が作れないのですから仕方ありません。

その年のまつりが終わった翌日から翌年の祭が始まっているというのは、決して大げさなことではないようです。

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