園長ブログ

トマトとトウモロコシ

2013/08/07

少し見ない間に畑の様子がずいぶんと変わっていました。大豆や黒豆は順調に大きくなっているようです。7月15日頃に蒔いた大豆もまだまだ小さいのですが、葉も増えてきました。

そういえば、他の草に負けそうになっていたトマトはとうなったのでしょうか。草をかき分けて探したら、いましたいました。草に埋もれそうになりながらも頑張って枝葉を伸ばしています。たしかもう一株トマトがあったと思って探してみたら、こちらも見つけました。草のあいだに隠れるように立っています。よく見ると先の方がちぎれたようになっていたので、もしかしたら、フェンスのすき間から外に出てしまって鹿に食べられたのかもしれません。葉っぱが一枚になっても元気を出して大きくなってほしいものです。少し離れたところに植えたサンマルッァーノという種類のトマトも一株だけが育っています。こちらも無事に実をつけてくれることを祈らずにはいられません。少しでも種を取りたいと思います。

    実をつけたトウモロコシ

トウモロコシも種を蒔いたまま、間引きもせず、実がついても摘果もしないで放っておいたので、小さい実がいくつかできていました。去年はそのままにしすぎて、茎についたまま発芽していたのもあったので、今年は3つくらい収穫してみました。近くにいた子どもに、先生の所に持って行って一緒に皮を剥いてみれば、と渡すと急いで持って行って中身を取り出していました。皮を剥いてみると、長さ10センチくらいの小さなトウモロコシが顔を出しましたが、トウモロコシの粒は半分くらいしかついていません。実がついたときに一つを残して摘果し、雄花が咲いたときにもう少し受粉を促すようにしてあげれば良かったのでしょう。

   採れたてのトウモロコシ

申し訳程度にしか実の入っていないものもありました。

それでも、子どもたちは生のまま一粒一粒大切そうに味わって食べていました。私も一粒分けてもらいました。生なので口に入れるとほんの少し青臭さはありますが、噛んでみると甘さが広がります。1歳の子どもも喜んで食べていました。

ほんの少しの収量しかありませんが、一粒一粒大切に味わって食べるという意味ではそれも良いのかもしれません。自然の、本当に人の手をほとんど加えていない自然のおいしさを味わうことができました。

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