園のこだわり

お手伝い

2013年7月10日

子どもが園で自分たちの生活のためにする仕事がいくつかあります。お当番といって、グループに分かれた子どもたちが日替わりで活動しています。お昼寝のお布団を敷く「お布団当番」、昼食後のランチルームを掃除する「お掃除当番」、5歳児が0・1歳のお世話をする「赤ちゃん当番」、朝のお参りの時に前に出てお参りをする「お参り当番」などがあります。どのお当番も、子どもたちが楽しみにしていて、張り切ってやっています。基本的に行うことは決まっていますが、担当したグループの子どもたちが、工夫して役割分担をしたり、力を合わせています。お布団をきれいにしく工夫、早くぞうきんがけをするためのぞうきん競争などです。

こうしたお当番活動が、何かの罰ゲームのような、やらされ感いっぱいの義務にならないようにしたいと思っています。やらないと先生に叱られるからやるというのでは、叱られなければ、やらされなければ、やらなくなってしまいます。そうではなくて、掃除をして美しくなるのが気持ちいい。みんなが喜んでくれると嬉しい。という気持ちをきっかけに、自分がやるという責任感を身につけてほしいと願っています。

最近、子どもたちのお手伝いが始まりました。昼食準備のお手伝いです。これはお当番ではなく、その時にお手伝いしたいと思った子どもたちが集まって昼食を作ることに参加しています。調理師や栄養士と一緒にお米を研いだり、野菜を洗ったり、皮を剥いたりといったことをしています。この取り組みは先生達の「子どもたちが食べる物に興味を持ってほしい」という思いから始まりました。今のところは毎日しているわけではありませんが、お手伝いをとても楽しみにしている子もいます。この日はパプリカ、ズッキーニ、オクラを水で丁寧に洗っていました。野菜を丁寧に洗いながら、パプリカの赤や黄色と、オクラ、ズッキーニの緑色が美しいことや、手触りが違うことを子どもたちは五感をフルに使って感じているようでした。

子どもたちが洗った野菜は昼食のスープの中に入っていました。野菜を洗った子どもたちは、「これ私が洗った野菜だ」と思いながら食べているに違いありません。私でさえ、そう思ったのですから。

こうして食べるものに興味を持つことから始まって、「食べる」ってどういうことだろうと考えたり、いのちをいただいていることに気付いてくれることを願っています。

  丁寧に野菜を洗う子どもたち

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