園長ブログ

2013/06/15

♪お山に雨が降りましたー♪

久しぶりの雨です。京都では5月28日に平年より10日早く梅雨入りしてから3日間ほど雨が降り、梅雨入りしたとたんに梅雨らしくなったと思っていたら、5月31日から6月14日までの半月間、雨らしい雨は降りませんでした。とてもさわやかな日も多かったのですが、最高気温が30度を越える日も多く、6月13日には35.9度まで気温が上がりました。まるで真夏です。

子どもたちは園庭で一足早い水遊びに興じ、キャーキャー言いながら、びしょ濡れになって、一足早い夏気分を満喫していました。気温が上がっても、湿度はそれほど高くなく、本当に真夏のようでした。

それは良いのですが、山は乾き、木々もどことなく元気がなさそうに感じられました。心配だったのは、冬に園庭に植え替えてもらった柿の木です。せっかく順調に新芽を出し、葉が大きくなってきていたのに、余りにも雨が降らないので、葉っぱが少ししおれかかっていたのです。何度か水をやっていたのですが、土が乾きすぎていて深いところまで水が届かなかったのか、なかなか元気を取り戻してくれません。でもようやく雨が降ったので、少しは元気になるかもしれませんね。

雨を待っているのは、木々だけではありません。いつもなら、コロコロと軽快な泣き声を響かせているタゴガエルの声が全く聞こえません。いつも産卵しているところに水がなくて、卵が産めないのかもしれません。モリアオガエルは頑張ってもみじの枝に卵塊をいくつか産み付けていました。これだけ、変な気候だと、私たちが気付かないだけで、他にも困っている生き物がいっぱいいるのだと思います。少し雨が降ってくれたおかげで、ホッと一息ついているかもしれません。しっかり降り続くと良いのですが、雨量はそれほど多くなく、また夏空が戻ってくるかもしれません。

最近は雨の降り方が、激しくなったように思います。梅雨の時期は以前のようにしとしとと長く降るのではなくて、一気にザーッとたくさん降ることが多くなりました。それでも、降らないよりは良いのですが、そんな雨は地表を流れてしまい、地面に染みこむまでは行かないのです。ですから、山全体がどうしても乾き気味になっているように思います。

毎日毎日、雨というのもちょっと嫌ですが、雨の多い梅雨時期には雨が降る。順調に季節が進むのが一番良いのだと思います。

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