園長ブログ

コミュニケーションの基礎

2013/05/30

英語で話す必要性に迫られたり、英語を使ってコミュニケーションを取りたいという思いが英語の習得には大切なことです。

もちろん、小さい頃から英語に慣れ親しんでおけば、習得は早くなるでしょう。小学校で教科になるということで、すべての子どもが、英語に親しむことができれば良いのですが、かえって英語嫌いの子どもが増えてしまっては困ります。どれくらい子どもの興味関心を引き出し、学ぶ意欲を高めるかが重要だと思います。必要に迫られなくても、英語を学びたいという意欲が高ければ、学ぼうとします。

前にも書きましたが、英語を流暢に話すことができるようになったとしても、伝えたいこと、伝えたい中身がないとコミュニケーションをとることはできません。どんなことでもそうですが、基本には「人間を育てる」という目的がないことには、いくら知識や技術やスキルを身につけても、それを本当に活かすことは難しいと思います。

コミュニケーションと言えば、自分の生まれ育った地域(国)のことばや文化について理解し、知っていることが大切です。留学中、日本のことをたくさん尋ねられましたが、うまく答えられなくて困った思い出があります。例えば、日本語で「○○は△△です」「○○が△△です」といった「は」と「が」の使い分けを日本語を勉強している友だちに尋ねられて困ってしまいました。実はこれはとても難しことで、何も知らない高校生の私が答えられるはずがないのですが、意識することもなかったとに気付かされました。また、「活け花」について教えてほしいといわれて、答えることができず、日本のことについてなにも知らない自分を思い知らされましたし、他にもこういった経験をたくさんしました。

自分の所属について知ることは、自分を知ることに繋がります。自分自身のことってわかっているようで実は一番わかっていません。自分の思いや考えを表明し、誰かの意見を聞き、話し合う中で自分について自分を知ることができますし、相手の想いに心を運ぶこともできます。自らを知り、相手の気持ちをわかろうとする。コミュニケーションに大切なことではないでしょうか。

探求心や、自ら環境に働きかけて主体的に学びたいという意欲、そして、自らを知り、自分は自分のままで良いのだと認める事ができる経験、相手をわかろうとする気持ちがコミュニケーションの基礎になります。

コミュニケーションのために英語が必要であれば、自ら意欲を持って英語を学ぶことができる人に育てることが大切だと思います。

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