園のこだわり

落ち着きのない遺伝子 3

2013年2月9日

子どもの時に探求心を思いっきり発揮して、様々なことに関心を持ち、挑戦しては失敗し、また方法を変えて挑戦する。一人で挑戦する時もあるでしょうが、仲間と相談したり意見を交わし合ったりして行う。そういう経験をたくさんできる機会を持つことが乳幼児期にとても大切です。この探求心をしっかりと満たすことが次の探求心へとつながり、未来を切り開いてゆく力になるのだと思います。

しかし、探求心は持ちなさいといわれて持てるものではありません。「これ、どうなってるんだろう?」「どうしたらできるだろう?」と子ども自らが思うこと、ことばを変えれば、子どもが自ら世界を知ろうとする意欲こそが大切なのです。どの子も探求心を持ち、世界を自分なりに理解しようとします。時にはそれがいたずらに見えたり、大人にとって不都合なことだってあります。それを、大人の価値観だけで、押さえつけてしまうと、せっかく伸びようとしている力が伸びなくなってしまいます。もちろん、何をしても良いというわけではありませんが、子どもを、探求心を大いに発揮しようとしているひとりの冒険家として見てあげる余裕も私たち大人には必要なのではないでしょうか。

小学校では、子どもたちの「生きる力」をはぐくむことを目的に新しい学習指導要領が平成23年度から全面的に実施されています。文部科学省は、「生きる力」とは、変化の激しいこれからの社会を生きるために、 確かな学力(知)、豊かな人間性(徳)、健康・体力(体)を バランスよく育てることが大切だとして、
○基礎的な知識・技能を習得し、それらを活用して、自ら考え、判断し、 表現することにより、さまざまな問題に積極的に対応し、解決する力
○自らを律しつつ、他人とともに協調し、他人を思いやる心や 感動する心などの豊かな人間性
○たくましく生きるための健康や体力 など
と定義しています。

ここで言われる知・徳・体は、乳幼児期に探求心を存分に発揮して、仲間と共に挑戦することをとおしてこそ、その基礎を築くことができるのだと思います。

何とかしてこの山に登りたい。という意欲があって初めて、山に登るという問題を解決するために、何とかしようと自分の持っている知識技能を総動員して自ら考え、判断し、表現する。そして、仲間と共に取り組むことで、自分の意見を表すこと、自らを律すること、仲間と力を合わせること、思いやりや感動を経験します。頂上を目指すためには体力も必要でしょうし、何度も挑戦するうちに、体力もついてくるかもしれません。

最初にあるのは、山に登りたいという探求心です。だからこそ、探求心を思いっきり満たすことのできる環境を乳幼児期に用意しておきたいのです。

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