園のこだわり

落語鑑賞

2013年2月2日

今年も、玄武寄席という落語の会があり、鑑賞する機会に恵まれました。今年が第6回目です。土曜日と言うこともあったのか100名近い来場者で賑わっていました。なかには、近くに住む小学生がお父さんと一緒に来ている姿もあり、ほほえましく思いました。彼は卒園生で時々学童保育にも来てくれている子です。もちろん、学童保育に来ていた子どもたちも鑑賞していました。しかも最前列で。みんな正座で真剣に聞き入っていて、終わってからもとても喜んでいたそうです。噺家さんも最前列にいる子どもたちのことを気にかけてくださったり、他の聴衆の方々にも気にかけてもらっていたようです。子どもたちが様々な文化的なものに触れる機会はとても大切だと思います。学童保育と同じ建物の1階上で開催される寄席に参加しない手はありません。

出演された噺家さんは、笑福亭枝鶴さん、桂治門さん、月亭遊方さんです。一番聞きたかった笑福亭枝鶴さんの噺を時間の都合で聞くことができなかったのが心残りです。

桂治門さんの一席は、「牛ほめ」という噺で、池田のおじさんが普請した家を褒めに行くのですが、褒めことばがわからず、教えてもらった言葉を書いていってそれを棒読みし、最後に牛を褒めるところに「さげ」があるという噺です。おもしろいし笑えるのはもちろんですが、新たに知ることもあります。家を褒めることばで、「表は総一面栂造り」(総栂造りの表)、「庭が縮緬漆喰」(縮緬のようなしわを持たせた漆喰で塗った土間)「上り框が桜の三間半」(上がり框に用いた三軒半の桜材)、「畳が備後表の寄縁」(備後産の畳表を使った縁の狭い畳)「天井が薩摩杉の鶉杢」(うずらの羽のような木目模様の薩摩杉)などなど、建築に関するいろいろなことばがたくさん出てきました。褒めことばなので、高級材料や凝った作りなのでしょう。

最後に牛は、天角、地眼、一黒、耳小、歯違う。つまり、天角はつのが天を向いていて、地眼は眼が地を見ていて、一黒は体が黒い、耳が小さい、歯が食い違っている。と褒めます。ただ笑うだけではなく、興味深く聞かせていただきました。

月亭遊方さんは、現代のお話しで、夫婦でやっている小さな中華料理屋さんの噺でした。ダイナミックな動きも加わって、先の一席とは違ったおもしろさがありました。

こんな機会に巡り会えて、とても嬉しく思います。久しぶりに笑いました。小学生が楽しんでいたことがなにより嬉しく思いました。

噺家の皆様、スタッフの皆様、ありがとうございました。

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