いきなりphilosophy?と思われるかもしれませんが、哲学の勉強をしようというのではありません。
先日、久しぶりに知り合いの会社社長のオフィスを訪ねました。近くに用事があって出向いたので少し立ち寄ったのです。その会社は、翻訳や通訳など外国語に関するサービスを幅広く提供していらっしゃる会社です。ビルのエレベーターを降りてオフィスのドアを開けた瞬間、とても清潔感あふれるスキッとした印象を受け、気持ちのいいオフィスだななと感じました。白色を基調とした内装だからという理由もあるとは思いますが、それだけの理由ではないのです。雰囲気というのでしょうか、受ける感じが清々しいのです。白は汚れが目立ちやすいので、美しく保つのには手間暇かけていらっしゃるのだろうな。などと考えていると、応接室に案内されました。途中オフィスのスタッフ全員が仕事の手を止め、立ち上がってむかえてくださったのには、ちょっと恐縮してしまいました。
応接室で社長さんと雑談や近況を報告をしているなかで、鞍馬山保育園が今、「みんなのいのち輝く」ことを目指し、職員全員が「すべてのいのちが輝くこと」に価値をおいて目標とし、みんなで一緒に同じ方向を見つめて進んでゆけるように力を合わせているところだ、と当園の理念とそれに向かって進もうとしている職員の姿を話しました。
すると、「うちのphilosophyは浄く正しくなんです」と社長さん。その言葉を聞いて、最初にこのオフィスに一歩足を踏み入れた時に感じた清々しい印象が甦り、その印象と、社長さんの言葉が頭の中で繋がりました。「この会社はphilosophy、つまり経営哲学(理念)がしっかりと行き渡っていて、オフィスの雰囲気にもそれが現れていつのだ」と。
果たして当園は、いきいき感や楽しい感、いのちが輝いている感じが園内にあふれていて、一歩足を踏み入れた瞬間、そんな気を感じてもらえるのでしょうか?