園のこだわり

触るということ 1

2012年12月20日

日本赤ちゃん学会理事長 小西行郎先生の講義を聴く機会に恵まれました。「赤ちゃんの触る」ということについてです。お話しは、触覚とは「触る」感覚か、「触られる」感覚かという問いからはじまりました。最近の研究から「触る」と言うことが重要視されてきているにもかかわらず、赤ちゃん「が」触る機会が減ってきていないか気になるとおっしゃっていました。

赤ちゃんがお母さんのおなかの中にいるときから動いていることはよく知られていることですが、なぜ動くのでしょうか。「動く」ことによって「触る」ことがおこり、この繰り返しが運動パターンを作っているそうです。そしてこのことに大切なのが、赤ちゃんが自発的に動く、自ら動くことなのです。おなかのなかの赤ちゃんを外から動かすことはできませんから自発的に動いているのですが・・・

「先ず動くこと」、そして「動く」ことが「触」るをもたらし、それが発達の基礎を形成するのだそうです。それは、何も赤ちゃんの時に限ることではなく、幼児になってもそのサイクルは基本的には変わらないようで、子どもの発達は「子どもが動く」ことからはじまるようです。ですから、保育においても、大人が大人目線で、大人の都合だけで計画を立て、それを子どもにやらせるのではなく、子どもの動きをしっかり見ることで、今この子に必要なことを読み取り、それに合わせて計画を立てるべきだということなのです。つまり、出発は「子どもから」なのです。そして、大切なのは子どもが自ら動き出すということなのです。

「今の保育は大人が「やってあげる」ことが多すぎるのが気になる。」と、先生はおっしゃっていました。

まずは子どもが自発的に動いているところを見て、その動きが続けられたり発展できるように、環境を整えること。目の前の子ども一人一人から出発して保育を考えるという意味でも「子ども主体」の保育が大切だということがわかります。

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