園のこだわり

非日常 4

2012年10月31日

病院には、いろいろな症状の患者さんが入院していらっしゃいます。そして、患者さんひとり一人に合わせた治療計画や看護計画が立てられているという説明がありました。当然といえば当然のことです。私のようにおなかの調子の悪い人もいれば、足を骨折した人もいます。ひとり一人症状が違います。どの患者さんもみんな同じように治療や看護ができるはずがありません。患者さんがどんな容体なのか、今何が必要なのか、次の段階は何なのか、ひとり一人の患者さんから考える事をしなくては、治療も看護もできるはずがありません。誰が考えてもわかることです。

保育だって同じだと思います。ひとり一人の子どもの今現在の状態はどうなのか、目の前のこの子が「今を最も良く生きる」ためには何が必要なのか、どんな環境を整えると良いのか、どんな働きかけをすると良いのかしない方が良いのか、今この子はどんな発達をしようとしているのか。まず子どもから出発しなくてはなりません。

そのためには、子どもの発達を理解した上でしっかりと見ている必要があります。ですから、保育計画も子どもひとり一人に必要となってくるのです。それが、ひとり一人に合わせた保育をするということです。発達に必要な集団を作るのであれば、その集団を必要としている子どもが集まれば良いのです。子どもから考えれば当然そうなります。病院でおなかが痛い人と足を骨折した人の治療が同じでないことは誰でもそう思うはずです。ひとり一人違う子どもも今必要なことは違うのです。同じことをさせることによって発達を促せるのでしょうか?治療を間違えば命に関わるように保育も間違えば大変なことになるのです。

病院にカルテがあるように、保育にもカルテのようなものが必要だと思います。それによって、子どもひとり一人の今にとって何が最も良いのか、保育者集団が共通認識を持ち、保育の方法を本音で議論する必要があります。

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