園のこだわり

非日常 3

2012年10月30日

おなかの調子が、良くなくて入院し、絶食治療が4日ほど続きました。点滴で栄養補給しているので、特におなかが空いたとか何か食べたいという気にはなりませんでした。
このままなら、少したまったおなかの脂肪もとれるし、別に食べずにいても大丈夫かなと思っていたくらいです。

ところが、少し良くなったのでどうしてもしなく点滴を外して外出した日がありました。お医者様に病院に戻るように言われた時間に近づくと、エネルギーが切れたのか少しフラフラしてきたので、慌てて戻りました。カラータイマーが点滅し始めたウルトラマンになった感じです。

そして、久しぶりの食事の日がやってきました。メニューは重湯だけでしたが、スプーンですくって最初の一口を口に含んだときのおいしさは、なんともいえません。ほのかな甘みが口の中に広がって、重湯がこんなにおいしいとは思いませんでした。思わず、心の中で「ありがとうございます」と言っていました。

二口、三口とゆっくりと味わいながら、ゆっくり食べ進めるうちに、身体や顔が熱くなってきて、食べ物から力をもらっているという実感が湧いてきます。口から食べ物をいただくことの大切さを改めて実感しました。

当園の保育方針を記したコンセプトブックに、「食べることは、食べ物のいのちをいただくことだ」と書いています。食べるということは、お米にしても野菜にしても、魚や肉も、ほぼ全てがそのもののいのちをいただくということです。食べ物のいのちをいただくことができるからこそ、私たちは自分の命をつないでゆけるのです。
やはり、栄養剤の点滴だけでは栄養補給はできても、本来の意味での生きる力にはつながらないのだと思います。

そんなことはわかっているつもりだったのですが、一口ひとくち、「ありがとう」と感謝して丁寧にいただくことの大切さを改めて思い直しました。

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