園のこだわり

20年後

2012/05/14

月日の立つの早いもので保育の仕事に携わって、23年目に入ろうとしてます。最初の頃に見ていた子が、もう20歳を過ぎ一番大きい子で27、28歳になっています。

最近、その頃の卒園児さんや保護者にも偶然ばったりと会うことがあって、警察官になっている子もいれば、電車の運転手、ホテルの受付、アパレル販売、お寺、保育士、もうすぐ結婚するという子もいて、さまざまですが、何より嬉しかった事は、どの子も、それぞれのモチベーションで一生懸命、頑張ってるということです。

ある卒園児のおばあちゃんが電車の中で話してくれたのですが、今まで仕事をしてから一度も仕事の愚痴を聞いた事がないと言ってました。また、ある卒園児さんは、自分のこれから頑張ろうとしてる事を瞳をキラキラさせながら一生懸命話してくれて嬉しかったです。

私は、最近よく思うのですが、人の価値は、どんな仕事についているから立派とか偉いのではなくて、その人が今の場所で、どう生き、輝いて頑張っているかが大切なことじゃないかと思います。一生懸命、頑張ってる人を見ると、たとえ知らない人であっても応援したくなります。今、来ている保育園児さんも20年先に、またそんな話が聞けたらいいなあと、思います。

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