園のこだわり

喧嘩の仲裁

2013/06/20

園庭遊びの時、激しい言い合いを始めた年中組の男児二人。

そのまわりには年長組の男児が数人いました。

一人は泣き叫びながら少々興奮気味だったため「どうしたん?」と間にはいった方がいいかな・・・

どうしようかな・・・と思っていると、近くにいた年長組の男児が「どうしたん?」と聞きに入ってくれました。

双方の言い分を聞き、二人に優しく言葉をかけながら仲裁に入っています。

普段やんちゃいっぱいでどちらかというと保育士に喧嘩の仲裁に入られている側のその男児が、優しい視線で喧嘩の仲裁に入っている姿がとても嬉しく、そっと離れてしばらく様子を見ていると、今度は年長組の女児が「どうしたん?」と聞きにいっていました。

喧嘩の訳がわかると喧嘩の原因になったおもちゃを離れたオモチャ置きまで走って取りに行き、そっと二人に手渡していました。残念ながらもう一つのオモチャがあったからと二人の気はおさまらず

女児の探してくれたオモチャを手に取ろうとはしなかったのですが 女児は受け取ってもらえなかったオモチャを自分の手に持ったまま そっとその場を離れ、鉄棒をしながら喧嘩の様子をしばらく見ていました。

そうこうしているうちにオモチャをめぐる喧嘩はヒートダウンしてゆき、何かスッキリとする解決策があったわけではない感じでしたが二人の喧嘩は自然消滅していました。

きっと一つ上の子達にいろいろ聞いてもらってるうちに気持ちが落ちついてきたのでしょうね。

大人だったら解決策を見つけたり、ジャッジしたりすると思うのですが子ども同志の場合は、そういうことは不要のようですね。

なんだかいろいろ教えられたような気がしました。

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