園長ブログ

初夏の一日

2012/04/28

朝からとても良いお天気になりました。真っ青な空に若いもみじの薄緑色が映えて、何ともいえない清々しさです。私のとても好きな景色の一つです。朝は気温が低く肌寒いくらいでしたが、強い日差しと共に気温がぐんぐん上がり、10時頃には鞍馬でも汗ばむほどでした。

     たのしいねー!

朝から園庭で遊ぶ子どもたち。仕事はたくさんたまっているのですが、あまりにも天気が良く子どもたちが何をして遊んでいるのかも気になったので園庭に出てみました。砂場で炊き込みごはんを作っている子、少し低くなった築山の上から三輪車に乗って下ることを楽しんでいる子。ぼーっと見ていたら、女の子がひとり、登り棒に登りたいから手伝ってと呼びに来ました。足で身体を支えることがうまくいかないようだったので、少し手伝ってあげるとすぐにできるようになりました。足洗い場の近くでは泥遊びがはじまっています。鉄棒ができるようになったから見て!と得意げに見せてくれる子もいます。日差しはとても強いのですが、さわやかな風が吹き抜けてゆきます。少し気分がめいり気味なときでも、この青空の下で子どもたちの遊ぶ姿を見ていたら、思わず笑顔がこぼれます。

 ウォータースライダーに早変わり

ほっとして、部屋で事務仕事をしていたのですが、なんだか楽しそうな園庭が気になり事務も手につかないので、もう一度園庭に出てみると、30分のうちに一気に夏が来たのかと思う光景になっていました。ほとんどの子どもたちがずぶ濡れになって水遊びに興じているのです。水をためたたらいに入ってすっかりお風呂気分の子、園庭の滑り台は早くもウォータースライダーに早変わり、パンツ一枚になって水しぶきを上げて遊んでいます。水は結構冷たいはずですが、子どもたちはお構いなし、とっても楽しそうでした。

  ピクニック気分でお昼ごはん

思いっきり遊んでお腹がすいたけれど、この楽しさを余韻まで味わおうということからか、お昼ごはんも園庭で食べることにしたようでした。「いただきます」の声が聞こえたので、楽しそうに食べているかなと思って見に行ってみました。

2歳児の女の子たちが集まって食べているテーブルのそばを通りかかったときに、女の子が隣の子のシチューをスプーンですくって自分の口に運んでいました。「え?何してるの」と思いましたが、すぐには声をかけずにしばらく見ていると、また隣の子の器からシチューをすくっています。今度こそ声をかけようかと思いましたが、次の瞬間、隣の子の口へスプーンを運んでいました。どうやら、少し食べにくかった隣の子を手伝ってあげていたようです。では、さっきの一口目を自分の口に運んだのは何だろうと、次の疑問が湧いてきました。もしかして、熱くないか確かめていたのかもしれません。そういえば自分の口に運んだ一口目はスプーンの先にほんの少しシチューがのっていただけでした。その子に聞いたたわけではないのですが、きっとそうだと思います。思わずほほえんでしまいました。

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