園長ブログ

手間暇かけて

2014/07/28

モリヤマメロンをよくいただきますが、いつもは、「おいしい!」と食べているだけですが、モリヤマメロンについて調べていたら、JAおうみ冨士のホームページに「モリヤマメロンができるまで」というページがありました。

モリヤマメロンを育てるには、まず種まきをして、双葉が出ると接木をしてから畑に植えるそうです。接木をするのはつる割れ病という病気を予防するためです。つる割れ病の原因は土壌に原因菌が発生することにより起こるそうで、つる割れ病に強い台木に接木をすることで、予防ができるとあります。

接木をしてから1カ月ほどして、ようやくビニールハウスの中に植え、成長する途中で不用なわき芽やつるをとったり、株を紐でつり上げたり、ハウスの中の温湿度管理などとても手間がかかりそうです。

そして、花が咲くとミツバチによって交配を行います。人工授粉もできるそうですが、「ミツバチに手伝ってもらう方が安定して良いメロンができる」とありました。人間が手を出すよりも自然の共生関係に任せる方がうまく行くのでしょうか。

しばらくすると実がなるそうですが、アムスメロンは1株につき2玉、アールスメロンは1株1玉しか着果させないので、他の実は摘み取る(摘果)するそうです。そうして、種まきから120日ほど手間暇をかけて出荷できるようになるのですね。

メロンの種を蒔いたことがありましたが、種を蒔くだけて放置しておいてはうまく育つはずがありませんね。

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