園長ブログ

聞く 3

2014/06/28

私たちはあまり意識こそしていませんが、聞きたい音を他の音と区別して聞き分けて生活しています。

私たちはもちろん音だけではなく他の様々な情報も自分に必要なものを選択して取り入れています。視覚情報も注意を向けていなければ、有効な情報として取り扱うことはできません。

つい先日まで、そこにあった木が植え替えられたとします。ところが、その木に注意を払っていなければ、今までそこにあった木が無くなっていることにさえ気づかないでしょう。目に入っていても見えていないのです。そんな経験はありませんか。

赤ちゃんについていろいろなことを調べる実験では、この選択的注意、特に選好注視ということが用いられます。赤ちゃんはまだことばによる会話ができないので、赤ちゃんが何を見ているのか(視線)を調べることで、何に興味を持っているのか、見えなくても予測ができるのかなどを調べる研究が行われていますし、何を見ているのかを簡単に計測できる機材なども開発されています。

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