園長ブログ

治療方法

2014/02/27

歯が1本抜けただけでも放置しておくと、他の歯の歯並びに影響して、それが身体の他の部分にも影響を及ぼすそうです。たかがむし歯だと思って放っておかない方が良さそうです。

虫歯になってしまった場合、虫歯になった部分を削り取って、その部分を金属やセラミクなどで補修する治療します。虫歯を削り取ってなくなってしまった歯の欠損部分をセラミックのブロックを削り出して作成し、補修するという方法もあります。一部が欠損した歯を3Dカメラで撮影し、コンピューターの画面上で補修する部分を設計すれば、機械が設計したとおりにセラミックブロックを削りだすので、歯の型を取ったり、歯科技工士さんが補修部分を作ってくれるまで何日か待つ必要もなく、その日のうちに治療が完了してしまうという治療方法を10年くらい前に導入していらしたのを見せていただいたことがあります。この方法だと金属アレルギーの心配もありませんし、患者さんの歯の色に合わせて作ることができるので、本物の歯と見分けがつかないくらい美しく治療できます。

不幸にして、歯が抜けてしまったり、抜かざるをえなかった場合はその歯を人工的に補う必要があります。一般的には、入れ歯や、ブリッジなどの治療方法がありますが、入れ歯やブリッジを装着するために健康な歯を削ったり、過度な負担をかけてしまったり、入れ歯が合わずに上手く噛めなくなるなどの欠点があります。また、インプラントという治療方法があります。インプラントは、歯槽骨にドリルで穴を開け、そこにチタンでできた人口歯根を埋め込みます。チタンは骨との親和性が高く、骨と一体化しやすいのだそうです。人工歯根と骨が結合したら、その人工歯根の上に義歯を装着することで治療します。この治療法のメリットは、自分の歯のように顎の骨に固定するので、しっかりと噛むことができる。他の歯に負担をかけない。といったことがありますが、人工歯根を埋め込むために骨に穴を開けるので、歯科医師に高い技術が必要で、誤って神経や血管を傷つけた場合は重篤な事故になってしまう。治療に時間がかかるといったことがあげられます。

いろいろな治療方法があるものですね。

スクロール