園のこだわり

2013年 2月

2013年2月28日

いろいろな変化がとても早くなっています。子どもの育ちに影響する環境の変化も例外ではありません。家族の形や家庭のあり方も変わっています。少子高齢化と核家族化が進んで、若いお母さんがひとりで子育てを担っていることが多いのではないでしょうか。

赤ちゃんが長い時間お母さんと二人っきりで過ごすことは、赤ちゃんにとっても、お母さんにとっても好ましいとは言えません。赤ちゃんには発達に必要な刺激が少なすぎますし、子育ては若いお母さんがひとりで行うには大変なことです。赤ちゃんの発達には養育者との相互関係が大切なのはもちろんですが、いろいろな子どもと接する機会がとっても大切だと思います。同年代の子、少し年上の子、年の離れた子、いろいろな子がいる中で育つことで、まねをしたり、じっと見たり、面倒を見てもらったりします。こうして子ども同士の関係の中で育つことが大変重要です。

当園でも0歳児たちが、友だちや1歳児、時には2歳児、5歳児といろいろなひとと関わりながらぐんぐんおおきくなっています。子どもの育ちにとって大切な子ども集団が地域になくなってきています。子ども集団を活かすという役割が保育園や幼稚園に求められるようになっていると思います。

来年度の入園者が決定する時期ですが、保育園に入園するには、共働きであったり、介護であったり、保育に欠ける要件(保護者が保育できない)というのが必要になってきます。受け入れ枠が少なくて、入園希望者が多いと、共働き世帯なら、勤務時間が長い世帯ほど優先的に入園できる仕組みになっています。

ところが、この要件は親の都合が最優先されています。あたりまえと言えばあたりまえなのですが、子どもの育ちという側面から見れば、一日のほとんどをお母さんと2人で過ごさざるを得ない、お母さんが専業主婦の家庭の子どもこそ保育に欠けるともいえるのかもしれません。

2013年2月28日

・ごはん

・煮魚

・野菜のおかか和え

・西京汁

2013年2月28日

幼児クラスでは毎日、朝のお集まりの前にご尊天様の像の前に座っておまいりをしています。
時間にしてだいたい15分くらいですが、静かに自分の心をみつめたり、般若心経を唱えたりしています。

2月12日からさくら組(2才児)も一緒におまいりするようになりました。
お兄ちゃん、お姉ちゃんに混じって小さな手を合わせておまいりする姿はとてもかわいらしく純心そのものです。

しばらくたった18日、この日は幼児クラスの子どもは観音様のお参りに行ったので、乳児クラス(0、1、2才児)の子どもがご尊天様にお参りをしにきました。一緒にお参りしていると、さくら組の子は先月とは全く違った姿でした。
一週間程でしたが、幼児クラスの子と一緒にお参りする事でお唱えの言葉を覚えてきたようで、自分の知っている所は誇らしげに大きな声で言っていました。

その声は「もうすぐしたら自分たちは大きい(幼児)クラスに行くんだよ」といううれしい気持ちがこもっているように聞こえ、「年月がたつのは早いなぁ…。子ども達がぐんぐん成長していたこの一年の間、私はどんな日々をすごしていただろう…」と自分自身の事を振り返っていました。

2013年2月27日

現行の保育所保育指針や、幼稚園教育要領はともに平成20年に改訂されました。

幼稚園教育要領解説 序章 第1節改訂の基本的な考え方 には、1 改訂の経緯 2 改訂の基本方針 3 改訂の要点が示されていて、(1) 総則 ①幼稚園教育の基本には 「幼児期における教育は,生涯にわたる人格形成の基礎を培う重要なものであり」として、まず、幼児期の重要性を示しています。

(2)ねらい及び内容
ア領域「健康」では、食育の重要性が書かれています。

ねらいと内容の中から、話し合うことと関連しそうな部分を取り上げてみると、

イ領域「人間関係」
②次のことなどを新たに「内容」に示した。
・共通の目的を見いだし,工夫したり,協力したりなどすること

③次のことなどを新たに「内容の取扱い」に示した。
・互いに思いを主張し,折り合いを付ける体験をし,きまりの必要性などに気付き,自分の気持ちを調整する力が育つようにすること

エ領域「言葉」
①次のことなどを新たに「内容の取扱い」に示した。
・幼児が自分の思いを言葉で伝えるとともに,教師や他の幼児などの話を興味をもって注意して聞くことを通して次第に話を理解するようになっていき,言葉による伝え合いができるようにすること

コミュニケーションを取ること、協働すること、話し合うこと、自分の気持ちを調整することなどが重要視されているように思います。

2013年2月27日

・コロッケどんぶり

・中華サラダ

・中華スープ

2013年2月27日

給食の時間、年少クラスのAちゃんが先生によそってもらったおつゆをこぼさないようにそ~ろりそ~ろり、と自分の席まで運んでいました。

そのとき後ろ向きに歩いていたBちゃんとぶつかり、Aちゃんのおつゆがこぼれてしまいました。

今にも泣きだしそうなAちゃん。罪悪感からかBちゃんも泣き出しそう。

するとその様子をじっと見ていた年長クラスのCちゃんがすっと席を立ち、何も言わずにこぼれたおつゆを雑巾で拭いてくれました。

そのCちゃんの行動をはじめは唖然と見ていたAちゃんとBちゃんでしたが、しばらくして笑顔に戻り給食の時間を楽しんでいました(*^。^*)

2013年2月26日

5歳児たちが、お別れ会の出し物を何にしようかと話し合っているのを近くで聞いていると、議論が噛み合わなかったり、脱線したり、ほとんど進展していなかったりするようにも思えるのですが、よく聞いていると、ひとりひとりそれぞれにいろいろな役割を果たして、ぶつかったり調整したりしながら、話し合って一つの結論を導き出していました。

こういった「話し合う」という態度は、社会生活の中でとても大切なことです。大人だって相手の意見を聞き、自分の意見を述べることが、いつもできているわけではありません。

大人だからこそ、固定概念や自分の考えに縛られてしまって絶対自分が正しいと思い込み、他の人の言うことに耳を貸すことすらできなくなっている場合も少なくないように思います。その思い込みが、意見だけでなくその意見を持っている人をも否定するように拡大していったりすることもあります。そうなると相手との心の溝がどんどん深まってしまいます。

企業をはじめ様々な組織で「情報共有」や「コミュニケーション」をいかに行うかということが話題になったり、研修のテーマになっています。それは、多様な人々が互いに求め合い、お互いのよいところを活かし合った方が生産性が高いからです。

子どもがしているように、思い込みや固定概念にとらわれず、心を開いて素直に話し合うことができるとどんなに楽しいし建設的でしょう。そのためには、まず相手を、相手の意見を認めること、最初から相手を否定しないことからスタートしないと何もはじまりません。異なる考えや相手を受けとめること、自分だけが絶対正しいと思い込まないことが必要なのだと思います。

他の人と共に力を合わせて生きてゆく。そのためには、お互いを理解し合うことが最も大切です。そのためにも話し合うことは、最も有効な手段の一つです。その有効な手段を建設的に活かし合うように使うのか、破壊的に使って対立や恨みや憎しみを産むのか、私たちひとり一人にかかっているのではないでしょうか。

2013年2月26日

・ごはん

・魚のあんかけ

・ひじきの煮物

・具沢山汁

2013年2月26日

朝、子どもを送って来られた、お母さんが教えて下さったのですが滑り台から落ちた雪が、まるで生クリームでデコレーションを描いたかのように何層にも重なっていて感動しました。

自然の不思議な発見に思わず近くにいた、他の保護者も驚き、感動されてました。子どもは日々、大人以上にそんな不思議な発見を繰り返しているんだろうと思います。

子どもだけじゃなく、不思議な発見や素敵なものに出会えた時、周りの大人も一緒になって喜び感動できることって、とても大事なことだと思います。大人は、日常の忙しさに追われてしまうので、なかなか子どもの目線になって見られない事が多いですが、ほんの少しでも子どもと一緒の目線で小さな発見を喜ぶことができたなら、それは素敵なことだと思います。

2013年2月25日

「話すこともまた様々な場面で話す経験を積み重ねることにより身に付いていきます。その過程において、幼い子どもは言葉で伝えることが難しいと、泣いたり、不機嫌になったりしますが、保育士等が子どもの気持ちを汲み取り、丁寧に対応していくことで、子どもは徐々に分かるように話したり、言葉を介して相互に理解し合うことの大切さに気付いていきます。
さらに、子どもは成長とともに、自分の気持ちを調整しながら相手に分かるように話したり、相手の言葉からその気持ちを汲み取ることができるようになり、保育士等や友達との会話を楽しめるようになります。そして、相手の話し方や話のおもしろさを味わいながら、自分も相手に伝わるように話したり、言葉を選んだりするようになっていきます。」(保育所保育指針 第3章保育の内容 1 保育のねらい及び内容 (2) 教育に関わるねらい及び保育 エ言葉(イ)内容 ⑥人の話を注意して聞き、相手に分かるように話す)

話すことももちろん大切です。その前提として、「保育士等が子どもの気持ちを汲み取り、丁寧に対応してゆく」ことが大切になってくるのでしょう。そのことによって子どもは自分の気持ちに気づき、それを言葉を使って伝える。言葉を介して相互に理解し合うことがわかってくるのでしょう。

友だちにおもちゃを取られ、悔しくて友だちをたたいてしまった子に、「謝りなさい」と無理矢理謝らせても、あまり意味がないように思います。「おもちゃを取られて悔しかったね。」とその子の気持ちを汲み取ってあげる。それを言葉にして表してあげることで、その子は「これが悔しいってことか…」と自分の気持ち、感情に気がつくことができるのです。自分の気持ちや感情がわかるようになることで、相手の気持ちを汲み取り、自分の気持ちを調整し、相手にわかりやすいように言葉を選んで、自分の気持ちを伝えることができるようになるのだと思います。

私たち保育者に必要なのは、「謝る」事を教え込むのではなく、その子の気持ちにより添い共感してあげることなのだと思います。