園のこだわり

2011年 9月

2011年9月30日

鞍馬山保育園の0,1,2歳児は同じ部屋で生活しています。最近、あそびコーナーにジャングルジムができました!!(と言っても、既製品などではなく、ふとん棚にしているパイプ棚の横に太鼓橋や巧技台を置いたものです。)子ども達はすぐに寄ってきて遊び出しました。

初めは2歳児、さくらぐみ。巧技台からジャンプしたり、太鼓橋の上を渡ってパイプ棚の二階へ登ったり。それを見ていた1歳児、すみれぐみも「やってみたい〜!」と真似て遊び出し、今ではパイプ棚の二階に登れるようになった友達も。

その二階は、登れたものにしか味わえない達成感!!0歳児、たんぽぽぐみの子ども達もまた、あの二階を目指すのかな…。こういう光景を見た時、異年齢の子どもたちが一緒に過ごす保育っていいな〜と思います。お兄ちゃん、お姉ちゃんへの憧れから「自分もできた〜!」という達成感へ。何も言わなくても、子ども達は見て、感じて、動き出して。保育士は、それを暖かく見守るお仕事ですね。

 

2011年9月30日

スリランカの先生の研修2日目は実際の保育を見学していただきました。朝、園の玄関前でチャンダシリ師と話をしていると、子どもたちを送ってこられた保護者が、口々に「昨日はありがとうございました。」といって通っていかれます。子どもたちが家でスリランカ舞踊のことを話していたようです。

中には、子どもがスリランカ舞踊を習いたがっていたと話される保護者もいらっしゃり、子どもたちにとって印象深いものになったことをうれしく思いました。同時に、それなら少しだけでも教えてもらえれば、子どもたちの興味関心もより深まるのではないかと思い、基本的な動作をいくつか子どもたちに教えていただくようチャンダシリ師にお願いすると、快諾していただきました。

スリランカ舞踊を体験する子どもたち

朝のお参りの後のお集まりの時間に、子どもも職員もスリランカの皆様もみんなでもう一度自己紹介をしましてからスリランカの皆さんと子どもたちが向かい合って、基本的な動作を教えていただきました。スリランカ舞踊の練習をする前には必ず行うという、神仏に祈りを捧げる動作からはじまり、数種の動きを教えていただきました。子どもたちは動作をひとつ教えてもらうたびに少しずつ前に行って、最初2メートルくらいあったスリランカの皆様との距離が、終わる頃には握手ができるくらいまで近づいていました。子どもたちは楽しくて知らず知らずのうちに前に出て行ったのでしょうし、それは、心の距離が縮まっていったことを表しているのだと感じました。ただ見せてもらうだけではなく、一緒にやってみるということでより深く交流ができたと思います。それにしても子どもの吸収力はすごいものです。少し習っただけで美しく動いている子が何人かいました。

スリランカ舞踊を通してより深く交流ができたと思います。

こんなふうに大人は(私は?)難しくいいますが、子どもにとっては異文化も何もなく、ごく自然に普通に心を開いて心で受け止めているだけなのでしょう。大人は頭で考え、「異文化」などと分けてみたり、固定概念で物事をとらえがちです。言い換えれば子どもは心を開いて「同じ」を感じ取り、おとなは頭を使って「違い」をとらえるのかもしれません。

固定概念にとらわれ頭の先で「分けて」考えてず、心を開きとらわれない心で「同じ」を見つめられるようになりたいと思います。

2011年9月29日

今年、スリランカから来日され、わたしたちにスリランカ舞踊を披露してくださった方々のほとんどは幼稚園の先生です。皆さんスリランカ日本教育文化センター(SNECC)の里親プログラムや奨学金制度で勉強して学校を卒業し、幼稚園で保育にあたっていらっしゃいます。ですから、今回の来日では訪問先各地の幼稚園での研修がたくさん組み込まれていました。当園にも保育見学などを通して研修をさせてほしいとの依頼があり、受け入れることにしました。

鞍馬でスリランカ舞踊を披露していただく機会は今まで何度もありましたが「保育」で繋がることはなかったので、どのように受け入れるかいろいろと考え、初日の午前中はスリランカ舞踊の披露、午後からは鞍馬山保育園の概要説明と園舎の見学。2日目は実際に子どもたちと活動していただくことにしました。

まず最初に鞍馬山保育園では何を目指して保育しているかを知っていただきたいと思い、

    • 子どもが、自らの意思で自ら行動することを大切にしていること。
    • そのために子どもが自ら環境に関わることができるように配慮していること。
    • 子どもがお互いの違いをわかりあい、認め合い、みんなが楽しく生活できるよう考え行動するのを大切にしていること。
    • なぜなら、将来子どもたちが大人になって社会を支えるときには、みんながお互いに認め合い、それぞれが自分を活かして得意なことで活躍することがみんなのよろこびに繋がる。そんな社会を築いてほしいと思っているからだということ。

などです。

実は、説明がどのくらい伝わるのか少し心配していました。ことばの壁ももちろんですが、スリランカで価値があるとされているところがわたしたちとは異なっているのではないかと想像していたからです。例えば、幼児期から知識をたくさん教え込むことが良いとされているとしたら、わたしたちの言うことはなかなかわかってもらえないのではないかといった心配です。ところが、当園の目指すところや理念を話すと、皆さんとてもよく理解していただいたようでした。とくに、SNECC事務局長のチャンダシリ師は「子どもが自ら育つことを大切にしたい」と考えていらっしゃるということがよくわかりました。1時間近くも話していましたが、私も保育観を共有できて、うれしく思いました。

その後、園舎を見学していただき、0歳1歳2歳の保育室、3歳4歳5歳の保育室をそれぞれの担当保育士が、「子どもたちが主体的に活動できるよう環境を工夫していること」「遊びが選択できる環境を用意していること」を実際の保育室で説明してくれました。細かなところまで配慮をしていて、私も知らないこともたくさんあって驚くとともに、保育士の工夫をもっと知っておく必要があると反省もしました。

見学を終えて、チャンダシリ師が「とても参考になった。今日の見学をヒントにわたしたち自身で工夫して、スリランカに適したことを考えてゆきたい。」とおっしゃっていたのが印象的でした。

チャンダシリ師の挨拶

スリランカ舞踊に見入る子どもたち

2011年9月29日

さくら組みさん(2歳児)にとっては使ってみたくて仕様がない物、それは… “お箸” です!今年の2歳児さんは、女の子が多いというのもあってか、指先がとっても器用で進級してすぐからお箸が上手に使える子が多くてびっくりしました。きっと、お母さんに丁寧に教えてもらったのだと思うのですが、お箸をきちんともてない大人が多いと言われている中、器用にお箸を使ってひじきをつかむ姿に関心させられます。

そして、その姿にスプーンを握って持っていた他の子ども達がお箸に興味を持ちはじめてくれました。
でも、持ちたいと言ってもすぐに持てるようになるものではなく、保育園では早く持ちたい気持ちを大切にしながら、まずは 1・スプーンを下から持てるように 2・エンピツ持ちができるように を声かけしています。最近では子ども達同士でも「こう?」「違う、こうやで!」と教えあって練習しています。

2011年9月28日

スリランカ舞踊鑑賞会を9月26日(月)午前10時より、鞍馬寺修養道場で行いました。

地域の方と保護者、全園児と保育士、約90名が歌と踊りで楽しい時間を過ごしました。

ダンスを披露してくださったスリランカの皆様、ご参加いただいた皆様ありがとうございました。

2011年9月28日

ここ数年、毎年恒例になっている‘スリランカ舞踊鑑賞会’が鞍馬寺修養道場であり園児たちも鑑賞しに行きました。

きらびやかな衣装を身にまとい、スリランカの民族音楽にあわせて優雅に踊られるダンサー(本来の職業は幼稚園の先生方だとか!)にみんな目が釘付けでした。

鑑賞は30~40分以上続きましたが0歳児、1歳児達もじっと見入り、腕を上下に動かしてリズムをとったり・・・とそれぞれに楽しんでいました。乳児が長時間ぐずることもなくじっと座って鑑賞できるのも本物の持つ力のお陰なんでしょうね。

子ども達の横に座って一緒に鑑賞させてもらいましたがダンスはもちろんとても素敵なんですが、ダンスを見入る子ども達の表情を見るのが好きで半分ほど子ども達の方を向いて過ごしてしまいました。

 

2011年9月28日

9月26日子どもたちがスリランカ舞踊鑑賞会を行いました。ここ何年か秋に行っている行事です。東京スリランカフェスティバルに出演することを主な目的として来日されたスリランカ日本教育文化センター(SNECC)の関係者の皆様が、各地を訪問されるなかで京都にもいらしてくださっています。

SNECCは、社会的、経済的理由で充分な教育を受けることができないスリランカの子どもたちを援助するために日本で里親を募集して、里親の援助を得たスリランカの子どもたちが学校に通うことができるという仕組みを構築して活動を続けてこられました。日本の里親の皆様の善意とスリランカの子どもたち一人ひとりを結ぶ、まさに顔の見えるつながりを作るご縁結びを四半世紀にわたってこつこつと続けてこられたのです。そして、この教育里親奨学金制度を支えるために、今では全国に百十七カ所ものANECCの地域センターがあり、里子の募集や調査をはじめとした支援活動を続けていらっしゃいます。

SNECCの活動はこの教育里親奨学金制度だけにとどまらず、幼児教育開発として全国で十六の幼稚園を運営、医療サービスとして医療費の補助や健康診断の実施、介護訓練、伝染病予防活動、図書サービスでは、地域センターのうちの三十八カ所に図書室を開設、教育サービスとして、学校の授業の補習授業、日曜学校で仏教を学ぶ活動、職業訓練としてのコンピューター教室、そして伝統舞踊や音楽など芸術的な才能を伸ばす取り組み、自然観察プロジェクトでは、環境についての学びを深める活動、などに及んでおり、日々活動の幅を広げ、その内容を深められていらっしゃいます。そして、里子の日本研修旅行や音楽、伝統舞踊を学ぶ子どもたちが、日本で様々な文化活動や交流も行う機会も提供されています。今回のように鞍馬でも何度かスリランカの伝統舞踊を披露していただきました。これらのたくさんの活動を支えているのが、数十にも及ぶ基金です。様々な方の善意をひとつにまとめて大きな基金を作るのではなく、それぞれの基金にすることによって、皆様の善意がどのようなかたちでスリランカの子どもたちの役に立っているのか、実感できるようになっているのです。

日本の支援者の方々は、それぞれに得意分野を活かしてスリランカの子どもたちを支援していらっしゃいます。何人かのグループで幼稚園を建設された方々、医療の知識を活かしてSNECCの医療サービスをサポートしていらっしゃる方、いろいろな方がいらっしゃいます。それぞれが、それぞれのやり方で支援ができるような仕組みになっているのです。日本の人々が、「スリランカの子どもたちの支援」という目標に向かって、自分にできることを自分にできる方法で行なっていらっしゃる。いいかえれば、うまく役割を分担していらっしゃるということです。それをしっかりとマネジメントしていらっしゃるのが今回も来日されたSNECC事務局長のミーガハテンネ・チャンダシリ師です。今回も師をはじめダンサー3名、シンガー1名、通訳としてSNECCの事務局員1名の計6名がいらしてくださいました。

2011年9月27日

ある朝歩いていると、桜の幹にとても小さいけれども輝くような朱色を見つけました。何だろうと思って近づいてみると、体調1センチから2センチの虫がしがみついています。おしりの部分はどっしりとしていて、黒っぽい色に細かな模様がついているのですが、それ以外の頭や足、胴体は美しい朱色をしています。

左:脱皮したての赤 右:普通の黒

しばらく見ていると近くに同じような虫がたくさんいるのに気づきました。仲間の虫たちにすぐに気づかなかったのは、他の虫の頭、足、胴体は黒かったからです。なぜ同じ姿をしている虫なのに一匹だけが美しい朱色をしているのだろうと不思議でした。朝日に照らされ、透明感のある何ともいえない美しい色です。なんの虫かもわからずその場を離れました。

2時間ほどして虫などに詳しい知り合いに会ったので、もう一度一緒に見に行ってみると、あの美しい朱色の虫はいませんでした。その代りほとんど黒に近い赤色のがいます。色が変化したのだと気づきました。

2時間ほどしたら色が濃くなっていました

知り合いにそういうと、これはヨコヅナサシガメという虫で、毛虫などの他の虫を捕まえて体液を吸って生活している。赤かったのは脱皮してすぐだったからだと教えてくれました。

知らないって、怖いですね。事実を知ってみると何でもないことだったりします。突然変異か?新種か?と大げさに考えていた自分が可笑しくなりました。

でも、朱色の美しさといい、2時間ほどで色が変わることといい、自然の営みの美しさと不思議さを思いました。

2011年9月27日

この日は9月の身体測定と、避難訓練の日。あさの集まりの最中にそれはやってきた。「地震ですー」騒然とする仲間たち、でもしっかり指示を聞き頭を守って小さく丸まって、地震の訓練を終えた。その後園庭でとれた今日のオクラ。大人の「おっ、オクラも頭守ったはるなぁー」の一言に大笑いの仲間たち。オクラくんいい耳しているねぇ。でも、そんなオクラもそろそろおしまい。残暑の間から秋の足音が聞こえてきています。

2011年9月26日

最近になってたんぽぽ組の一人の男の子が歩けるようになりました。

すぐ前まではいはいだけだったのに、今ではもう自分で歩いて散歩できるようになりました。

その光景を見て、素直に感動をしました。

これからも、いろんな子の成長を見てみたいと思いました。